PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)
PEEKは熱可塑性の樹脂としては耐熱温度が高く、連続使用温度は260°Cあり、カーボンファイバーやガラスファイバーで強化したグレードは荷重たわみ温度300°C以上を示します。
この特徴を利用して半導体用のキャリアや、耐熱が必要で耐摩耗性が重視される自動車のオートマチックミッションのシールリングなどに使用されています。
耐薬品性はフッ素系の樹脂についで優れており、また、フッ素系の樹脂より剛直である為、耐薬品性が必要で硬さも必要となるハードディスクの製造治具や、耐水性が良いことから住宅の配管用部品などに使用されています。
PBIアドバンストマテリアルズでは、圧縮成形法でPEEKの成形を行っておりΦ300以上の大型の加工用母材の生産も行っています。