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佐藤グループ、AZエレクトロニックマテリアルズ(株)との間でPBI事業部門の事業譲渡に関して合意

佐藤グループ、AZエレクトロニックマテリアルズ(株)との間でPBI事業部門の事業譲渡に関して合意


2008 年7月8日 - プラスチックス成形部品の開発・製造を手掛ける佐藤グループ(持ち株会社:佐藤ライト工業株式会社、代表取締役:佐藤伸夫、本社:三重県津市)と、半導 体・液晶ディスプレイ製造用フォトレジストおよび関連化学品を手掛けるAZエレクトロニックマテリアルズ株式会社(AZ社、代表取締役:竹内謙治、本社: 東京都文京区)は、AZ社のPBI事業部門が手掛ける、超耐熱性樹脂ポリベンゾイミダゾール(略称:PBI)事業について、2008年7月8日、両社間で 同事業の譲渡に関して合意に至ったことを明らかにした。これにより佐藤グループは、PBI樹脂関連事業に関する新会社として「株式会社PBIアドバンスト マテリアルズ」を設立する。

事業譲渡の概要は以下の通り。

 

契約締結日: 2008年7月8日
買収金額: 非公開
譲渡内容:

・PBI樹脂製品の日本国内における営業権

・神奈川県藤沢市のPBI樹脂関連工場施設および在庫製品

・AZ社PBI事業部門の社員全員(15名)

新会社の概要は以下の通り。

 

新会社名: 株式会社PBIアドバンストマテリアルズ
営業開始日: 2008年8月1日(予定)
代表者: 代表取締役社長 佐藤伸夫
所在地:

・三重本社 三重県津市芸濃町椋本2768-2

・東京本社 東京都中央区八丁堀2-11-7 MC八丁堀ビル

・湘南台工場 神奈川県藤沢市遠藤2020-25

資本金: 8,000万円
従業員数: 18名
事業内容: PBI樹脂製切削加工用母材、同切削加工部品、同コンパウンド・ ペレットなどの開発および製造販売
売上規模: 約10億円(2007年度実績)

PBI 樹脂は、NASA(米国国家航空宇宙局)とAFML(米空軍材料研究所)が共同開発した高機能樹脂であり、米PBI Performance Product, Inc.(PPP社)が唯一の製造元である。これまで日本国内においては、AZ社と佐藤グループが米PPP社より樹脂原材料(粉体)を輸入し、国内でペ レット化および成形加工を施し販売してきた。

今 回の譲渡に関しAZ社では、同社の中核事業である半導体・液晶ディスプレイ製造用フォトレジストおよび関連化学品事業へのより一層の注力を図るため、兼ね てよりPBI事業の売却を検討していた。一方、佐藤グループにおいては、同社SPLAS(エスプラス)センターが、半導体製造およびLCD製造用途向けに ESD(静電気帯電防止)特性を発揮するPBI樹脂製の加工用母材「SPLAS ESD PBI」を開発、2007年1月から発売を開始するなど、PBI製品の開発を強化している。今回の事業譲渡により佐藤グループは、日本国内におけるPBI 樹脂の独占的な販売権を得ることになる。

同 社の佐藤社長は、「佐藤グループは、2008年事業年度をもって創立50周年を迎える。当社では、次の飛躍に向けた組織体制の強化の一環として、2006 年に樹脂材料の開発を手掛けるSPLASセンターを立ち上げており、今回の事業買収により、当社事業における第二の柱として期待している樹脂開発の事業拡 大にも弾みがつく」と話している。

PBI 樹脂は600℃を超える熱分解温度を持ち、HDT(荷重たわみ温度)は435℃、ガラス転移点が418℃という樹脂材料中、最高の耐熱性を発揮する超耐熱 性樹脂であり、消防士向けの防護服用途や半導体・LCD製造用途向けに世界中で使用されている。同樹脂は、熱可塑性樹脂に分類されているが、溶融するが流 動しないという特性のため、単独で使用した場合には射出成形が不可能であり、加工方法としては圧縮成形が用いられる。

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【AZエレクトロニックマテリアルズについて】

AZ エレクトロニックマテリアルズは、ICおよび各種装置、フラットパネル・ディスプレイおよびフォトリソグラフィー印刷で使用される、高純度の最先端技術製 品を製造しています。本社をルクセンブルグに構え、世界的資会社であるカーライル・グループ、ベスター・キャピタル・パートナーズおよびAZエレクトロ ニックマテリアルズの役員陣によって所有されています。AZエレクトロニックマテリアルズに関する詳細は http://www.az-em.com/jpn/index.html にて。

【佐藤グループについて】

佐 藤グループは、三重県および大分県を拠点に、射出成形や樹脂切削加工をはじめとして、超音波溶着、圧縮成形、ヒートシールといった様々な加工技術を駆使 し、ユーザーニーズに適合した製品の設計・開発から組立までのトータルソリューションを提供しています。同社では、独自に生産設備の開発を行うことで生産 効率の向上に務めると共に、厳しい品質管理により生み出された製品は、OA機器部品・自動車部品・家電製品などの幅広い分野に供給されています。

佐藤グループに関する詳細は http://www.sato-gr.co.jp にて。